1875年(明治8年)、プルデンシャル・ファイナンシャルは、「プルデンシャル・フレンドリー・ソサエティー」として創業しました。創業者ジョン・F・ドライデンの掲げた基本理念は、「社会の絆である人間愛と家族愛の不朽の原理を実現すること」でした。
その当時のアメリカは、経済恐慌とそれに続く不況の時代でした。更に移民の大量流入により都市はスラムと化し、その不衛生な生活環境は庶民の死亡数増加を招いておりました。
一般の庶民は、現在のアメリカからは想像もつかないほど、貧しく悲惨な生活を強いられており、家族の埋葬費を捻出することさえ困難な状況でした。しかし当時の生命保険は保険料・保険金とも高額で、一握りの裕福な上流階級の人々が加入しているにすぎませんでした。
創業者ジョン・F・ドライデンは、社会の切実なニーズにこたえるため、イギリスで普及していた労働者保険の導入に尽力しました。
その結果、「3cents A Week」週に3セントという非常に安い保険料で加入できる保険をアメリカで初めて販売しました。
それまでの生命保険は、保険料の徴収は郵便などを用いて行われていました。
しかし、プルデンシャルのセールスパーソンは保険料徴収のために毎週毎週、契約者を訪問しました。次第にセールスパーソンには顧客からさまざまな相談が寄せられるようになりました。
日本でプルデンシャルが創業したのは1987年。
ドライデンの理念を受け継いだ日本のライフプランナーの活躍によって、着実に成長を遂げてきました。
ドライデンが最初に構えた社屋の「ファーストドア」は、現在では日本の本社の入口に設置され、ドライデンの掲げた「社会の絆である人間愛と家族愛の不朽の原理を実現すること」という基本理念とともに受け継がれています。