保険金等のお支払いに関する再検証の結果について

当社では、今般、金融庁からの「保険金等の不払事案に関する再検証」の命令を受け、過去5年間（2000年度から2004年度）において、お客様からいただきました保険金・給付金請求の全件につきまして、当時の判断の適切性を再度検証いたしました。結果、当時「不払い」とさせていただいたご契約のうち8件について、当時の判断のプロセスが不適切であったと判明いたしました。

8件の不適切な不払い事案のうち7件は、2005年2月に合併した旧あおば生命において、当時、不払いの判断がなされたもので、すべて災害死亡保険金のお支払いに関するものでした。残りの1件は当社において入院および手術給付金に関して不払いの判断を行わせていただいたものでした。

これら8件のうち2件はすでにお支払いの手続きをとらせていただいております。残りの6件については、改めて必要な確認を行わせていただいた上で、お支払いの手続きをさせていただく予定です。

これらの不払いは、保険金および給付金の支払い査定の管理態勢が不十分であったため生じたもので、不当な意図に基づくものではございません。しかしながら、保険金・給付金のお支払いという生命保険業の根幹業務において、このような事態を招き、お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。

弊社は、「保険金を100％お支払いすること」を目標に、これまでも正しい告知の受領を推進するなど努力を重ねて参りましたが、今後は、さらに支払い時の査定がより適切に行われるよう体制を整備するなど、不適切な不払いが発生しないよう施策を講じて参ります。